海外就職にどのようなイメージを持たれていますでしょうか?
以前の私は仕事ができて、英語が話せて、結果を出せる人が海外で働ける人材と思っていました。
確かにイメージ通りの人や能力の高い人は多くいます。しかし、海外の会社(日系も含めて)がすべてがスーパー人材を求めてるわけではありません。
国内の求人と同様に様々な業種の数多くのポジションがあるのかで、きっと自分にあった仕事が見つかると思います。
マレーシアで現地採用を1年半してきた私が就職・転職した方法をご紹介します。
マレーシア移住者の就職方法!お仕事探しにおすすめ求人サイト6選
今回は私が実際に利用したオススメの転職エージェントや求人サイト、そして実際にマレーシアの企業に勤めた時の面談までの流れや私が就職した方法などをご紹介します。
- 日本でマレーシア求人を探す時におすすめ転職エージェント
- 現地でおすすめするマレーシアの転職サイト(英語)
- 転職エージェントを上手に利用するコツ
- 私がマレーシア就職をした方法
- 面談までの実際の流れ
- マレーシアでの仕事探しまとめ
日本でマレーシア求人を探す時におすすめ転職エージェント
まずは日本でマレーシアの求人を探す方法をご紹介します。駐在案件などを探すには日本で日本企業のマレーシア駐在のお仕事を探すのがおすすめです。
◆JACリクルートメント

「JACリクルートメント」は転職エージェント大手のうちの一つです。
高待遇の外資系、日系でもハイキャリアが多いのが特徴です。
通常は企業側の担当者と、求職者につく担当者が別々のために、情報共有やコミュニケーションでズレやタイムラグどうしても出てきますが、JACリクルートメントでは、企業についたエージェントがそのまま担当者になるため、エージェントが企業の内情に精通しており、より密なカウンセリングサポートを行えます。
◆リクルートRGF

リクルートの海外事業部としてアジア地域を中心に新興国に特化しているのが「リクルートRGF」です。
インド、インドネシア、シンガポール、タイ、ベトナム、香港、日本、マレーシア、フィリピン、カンボジア、ミャンマー、韓国、台湾など複数の国に求人を持っており、希望国が複数ある場合は一度に多数の国を比較できるのが強みです。
就職活動開始から数週間で就業決定し対応が早く、面接の対策が親切、簡潔という印象です。
反対に傾向として内定を取ることがすべてのため、担当者によってはビジネスライクに感じるのが残念な部分ですが、求職者が入社するとエージェント会社へ報酬が入る仕組みになっており、目的は就職することなので合理的なスタイルでしょう。
◆桜リクルート社マレーシア

「桜リクルート社マレーシア」は小規模なエージェントですが、その分求職者によりそってきめ細かな対応可能です。
大手のエージェントは職歴から紹介できる案件を検索しヒットしたものを順番に紹介するだけだったが、ここは実際に仕事内容を吟味し求職者にあっているか一緒に考えたり、不合格になっても次の案件を親身になって探してます。
小さい会社は案件取り扱いが少なかったり、求人を出している会社の表に出てこない情報会社が集まりにくいと思いことあるかもしれません。
でも、親身になって一緒に内定を取るまで応援してくれるエージェントはなかなかいませんので、二人三脚で就職活動を乗り切りたい人にはおすすめのエージェントです。
◆GJJ

「GJJ」はエージェントと応募者に間に入って、求職が質問しづらい「サービス残業の有無、給与や福利厚生の詳細な情報を教えてくれたり、面接書類の作成サポート、仕事以外の全般的なサポートを提供しています。
提供されるサービス(現在は4.8~30万円)はすべて有料ですので、質の高い就職サポートを期待している方には良いサービスです。
<主なサービス内容>・エージェントの紹介・職務経歴書(和文・英文)履歴書の作成サポート・過去の職歴棚卸しサポート・現地事情の紹介・部屋の探し方・会員限定のFacebookグループの閲覧・全般的な相談(渡航前に不安があれば何でも聞ける)
また一度入会すると一生涯サポートが受けられ、次の転職時にも利用できます。
私が紹介された案件はすべて日系企業でした。基本的には日系企業が多く、外資系は少なめです。
無料のカウンセリングや海外就職説明会を開催していますので、一度無料カウンセリングを受けてみて自分に合うかどうかを判断してみるのも一つの方法かとかもいます。
現地でおすすめするマレーシアの転職サイト(英語)
もし英語に自信があるようであれば、現地の求人サイトに登録してみると、求人案件の幅がぐっと広がります。ただマレーシアの現地企業の案件になるので、全て英語での対応になり、website自体も英語のみとなります。
◆Monster

「Monster」は求職者と雇用者が求める人材の雇用問題を解決するオンラインサイトです。
20年以上続けてきた人材マッチング業務から求人情報提供、キャリアマネージメント、リクルートメント、タレントマネージメントサービスなど広く業務を行っています。
実際に私も利用しましたが、プロフィールと職歴をアップロードしたら、電話が鳴りっぱなしになるぐらいコンタクトがありました…(笑)
最初のコンタクトでいきなり仕事内容、希望給与、福利厚生、現在の仕事内容を聞かれ、面接を受けるかどうかを聞かれることが多く、最初の電話で面接の予約まで確定することが多かったです。
単刀直入に話がすすむため手っ取り早く仕事を探したい人にはおすすめです。
◆Job Street.com

「malaysia・job・ search」のキーワードで検索するとトップに出てくるサイトが「Job Street.com」町中でもよく広告を見ました。
大半は求人企業の直接求人でなくなくエージェントが間に入って応募する流れです。
ただ、私の場合はエージェントが探している人材としてマッチしなかったのか、連絡が来ることはありませんでしたが、膨大な件数の求人サイトがあるので、どんな仕事があるのかを把握し、希望に合う案件があるかどうかを探すには良いサイトです。
気になる案件を見つけたらWEBからエントリーすると、詳細な情報が分かります。
転職エージェントを上手に利用するコツ
転職エージェントは複数登録しておくことは、私が転職活動をとおして一番オススメしたいポイントです。
転職会社やエージェントによって持っている案件が違い、紹介される内容も当然変わります。また、エージェントの担当者との相性もあります。
複数の就職エージェントを利用することで、選択肢を増やす事ができるのと、多くの人からアドバイスを貰う事で自分の強みがより把握できるようになりました。
また、他におすすめしたいのは、不採用通知の後に面接官へ理由を聞くということです。
直接企業へ訊くのは気後れしますが、転職エージェントから直接的な理由を聞くことで次回の面談時にそれを補うように工夫することが出来ました。
エージェントの登録は無料でので、様々なエージェントや求人サイトに登録し、自分に最適な求人企業を見つけましょう。
私の転職活動の面談までの流れ
エージェントとのやり取りと面接官とのすべてのやり取りはメールとskypeでした。地方在住の方でもインターネット環境があればエージェント企業や応募先まで出向くことなく、完結します。(企業によっては対面面接を希望される場合もあります)
5人のエージェントとやり取りし、面接までの流れはほぼ以下のようになります。
1. ユーザー登録2. エージェントへ履歴書、職務経歴書、英文履歴書を提出し、希望職種や条件を面談3. 英会話テスト(実際に日常会話をしてレベルをはかります)4. 希望にマッチする案件が見つかったら、面接日時を決定5. 面接対策
上記の流れはマレーシアローカルのエージェントでもほぼ同じで、仕事内容、給与、福利厚生の説明があり、条件に問題がなければ面接の日程を決めます。
履歴書、職務経歴書はあらかじめ作成しておき、面接時には必ず聞かれる質問を準備しておくと、その後の就職エージェントとのやり取りがスムーズです。
ちなみに面接でよく聞かれるた質問はこちらです。
1. 前職を辞めた理由2. どうして応募企業を選んだのか?3. どうしてマレーシアを選んだのか?
私が実際に入社した方法は?
私は5社以上の企業と面談を受けましたが、最終的には知り合いからの紹介で現在に企業に就職が決まりました。
紹介者から実際の業務内容、職場の状況が聞けるので、就職後のギャップも少ないです。
また、なぜ採用に至ったのかを紹介者に聞いてみたところ、私の場合は業務遂行能力と労働ビザ発給条件がぴったりだった事が理由だったそうです。
業遂行能力は業務内容に書いてあることを即戦力として実行できるかどうかを確認されます。具体的は下記の条件に当てはまるかどうかがわかりやすい例です。
・過去に同業種で経験があるかどうか
そこでどのような実績をどういう方法で上げたのが具体的な数字を出しながら客観性に評価できることを伝えましょう。
ただ、もし同業種での経験がない場合でも、過去の経歴から活かせる材料を出して定量的にアピールできれば問題ないともいます。
面接官は何ができるかを確認しており、やる気や将来性より客観的事実に基づいた情報を伝えるのがポイントです。
2つ目のポイントであった労働ビザ発給条件というのはこちらの通りです。
※最新の情報は政府のHPで確認することをおすすめします。
<労働VISA発給条件>●高卒の場合関連職種で5年以上の経験●大卒の場合関連した学部を卒業していること※どちらの場合も関連職種の経験があると有利
紹介される人材になるために意識していること
私は社内のローカルのマレーシア人と人間関係を作っておくことを常に意識しています。
かつての同僚が別の会社にいると、空きのあるポジションを教えてくれたり、採用権限のあるポジションに出世していた場合は内定を得るための大きな武器になります。
実際に私が転職活動中の会社の面接を受けたことを同僚に話すと、面接官の名前を聞かれ、その人は同僚のかつての同僚の上司でした。
業界によると思いますが、私がいた業界は狭い社会でかつての同僚が他の会社へ転職し、ステップアップして再入社してくることもありました。
マレーシアでの仕事探しのまとめ
海外就職しようと決めた時、自分一人で職歴の棚卸しや英文の履歴書の作成を始めた時は、分からないことばかりで何度も頭を抱えて絶望しました。
ただ、考えすぎて行動できなくなるぐらいなら、ダメ元でも行動して失敗から学んでいくやり方に変えた時から、スムーズに物事が運ぶ様になりました。
自分を信じて行動すれば、たとえ当初の希望通りに行かなくても、最終的には自分の満足する結果になるはずです。
私のように、マレーシア移住を考えているすべての方が、満足のいくお仕事探し、海外移住が実現できると信じています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。