シンガポール移住する前に知っておきたい10のこと | 元移住者が伝えるメリット・デメリット(インタビュー)

今回は元シンガポール移住者の加藤さんにシンガポールに移住のメリット・デメリットを聞いてみました!

シャイなもので顔出しがNGなのですがご了承ください…

はい、問題ないです!その代わり色々聞かせてください!笑

加藤さん現在32歳で一児のパパ。3年前まで、日系のメーカ企業のシンガポール駐在として4年間シンガポールに赴任され、その後、メーカーをされ、現在は日本に戻って来られたとのことで、なぜ戻ってきたのかの理由も含め聞いてみたいと思います。

<聞き手=タムラ>

シンガポール移住する前に知っておきたい10のこと | 元移住者が伝えるメリット・デメリット

タムラ:
さっそくですが、どうしてシンガポールに行かれたのですか?少し背景を教えてください。

加藤さん:
はい、もともと新卒で入社した建築系メーカーに勤めており、都内で勤務していました。

3年半働いていてのでそろそろ転職も考えていたタイミングで、上司からシンガポール赴任の話をされ、その話に飛びつき、その1ヶ月後にはシンガポールに渡っていました笑

タムラ:
そんな突然辞令ってでるんですね笑

1. シンガポールは日本人にはとても住みやすい?

タムラ:
2018年には83万人の日本人がシンガポールに観光客として訪れているそうですね!

加藤さん:
細かな数字は分かりませんが、シンガポールには多くの日本人が住んでいます。

日本人が生活するのに最低限不自由のない環境はすでに整っていますね。

|Tips|


2019年時点でシンガポールに住む日本人は*約3.6万人(うち永住者は2600人程)おり、アジア諸国と比べても人気の移住地となっています。

参照: 外務省領事局政策課  / 海外在留邦人数調査統計(平成30年要約版)

加藤さん:
日本食が食べたいと思えばMEIDI-YAをはじめ日系スーパーはたくさんありますし、生活に関わるあらゆる情報を共有することが出来るお役立ちウェブという日系の情報サイトもあります。

タムラ:
さすがに日本のテレビまでは見れませんよね?(私テレビっ子なんです…)

加藤さん:
いえ、日本のテレビも設定次第では見ることが出来ますよ!

けっこうみなさん見てました笑

2. シンガポールの仕事事情〜給与はぶっちゃけ?

タムラ:
(やはり一番きになるのがお金周りの話ですが、その辺りも切り込んでみたいと思います!)

シンガポールって物価が高いイメージありますけど、お給料もけっこうもらってたんですか?(ええい、聞いてしまえ!)

加藤さん:ええと…。(唐突だな…)

まずは、シンガポールで仕事をするには大きく2種類あります。

一つは、日本の企業から派遣されて駐在員としてシンガポールに赴任するか、もう一つは現地の企業に務めるかです。

タムラ:
ほうほう。

加藤さん:
職種や個人のスキルや経験にもよりますが、一般的には日本企業の駐在員としてシンガポールに駐在する方がお給料はいいです。

私も駐在員として現地に赴任していましたが、日本で務めてえいた時の1.5倍くらい貰っていました。

タムラ:
…と、いいますと…?(あとひと推し)

(グイグイくるなぁ…)

赴任手当とか各種補助とか諸々併せると800万くらいでした。

加藤さん:
(グイグイくるなぁ…)

赴任手当とか各種補助とか諸々併せると800万くらいでした。

|Tips|


ピンキリなので一概には言えませんが、様々なシンガポール移住者に話を聞くと、30歳前後の駐在者ですと、年収600万−1000万くらい、

一方、現地採用は、シンガポールの平均給与並になりますので、日本よりも多少少なく、同じく30歳前後ですと350−500万くらいが相場のようです。

3. 就労ビザは簡単に取れるの?

タムラ:
どこの国でも就労ビザの問題は深刻ですが、シンガポールも同じく政府の方針により外国人の就労ビザ取得が難しい流れであると聞きました。

加藤さん:
そうですね。簡単ではないともいます。

シンガポール政府の基本的な考え方としては、シンガポール人の職を外国人が失うことのないように、国外からの人材受け入れに一定の条件を設けています。

タムラ:
駐在者の給与水準が少し高めなのも、就労ビザ取得のために高くせざるおえないという理由もあると思います。

|Tips|


就労ビザとしてはEP(イーピー)と呼ばれるエンプイメントパスとSパスの2種類のうちどちらかを取得することになるかと思います。

EPは大卒程度以上の学歴で月収3,600SGD以上のマネージャークラス、Sパスは専門学校/短大以上程度の学歴で月収2,300SGD以上の人が対象というのが一応の基準です。

参照:シンガポール政府公式ページ (Ministry of manpower  )

加藤さん:
ちなみに私も1度EPのビザ申請で落ちています。専門学校卒業なので学歴が足りも足りなかったのも原因かと思います。

タムラ:
ええ、そんなに落ちるんですね…

加藤さん:
ただ、申請におちても再度申請が可能ですので、例えば会社と相談し、額面の給与を少しあげるなどの工夫をすることで就労ビザを取得できるケースも多いのでご安心ください。

私も最終的にはこの方法でEPを取得しました。

4. 生活費は日本よりも高い?安い?

タムラ:
物価や生活全般にかかる費用は日本より高いですか?

加藤さん:
シンガポールでの生活にかかる費用は家賃や一部の外食などをのぞくと日本よりもかからないと思います。

加藤さん:
MRTと言われる電車はおよそ0.8~2.0SGD(65~160円)程ですし、バスも同じくらいの運賃でシンガポール内どこにでも行けてしまうほどです。

また一部のレストランや日本の居酒屋に行こうとすると日本の倍以上の金額がかかることもありますが、ホーカーセンターと呼ばれる屋台で現地のローカルフードを食べると3~4SGD(約280~320円)でヌードルやシンガポール名物のチキンライスを食べれるところも多いです。

タムラ:
格差が大きそうですね。

5. シンガポールの家賃は日本の倍以上?

タムラ:
家賃はいくらぐらいですか?

加藤さん:
シンガポールでは、日本のマンションにあたるコンドミニアムと呼ばれる建物に住んでいる人が多いですが、中心街に近い物件ですと、2LDKのコンドミニアム一部屋で日本円にして20~30万円が相場です。

タムラ:
わぁ~高いですね!?

加藤さん:
日本からの駐在員は会社が負担してくれることが多いですが、そうでなければシェアハウスに住むという方法もあります。

日本よりもシェアハウスの文化は根付いていますので、自分さえ人と同居することに対して気にならなければ、一般的な方法としておすすめです。

タムラ:
シェアハウスで月にどのくらいですか?

加藤さん:
コンドミニアムの家賃を何人かでシェアすることとなり、相場でいうと10万円前後で1部屋シェアできるイメージです。

タムラ:
それでもやっぱり高い…

6. 治安は?家族連れでも大丈夫?

タムラ:
治安はどうですか?

奥さんやお子さんなど家族づれでシンガポールへの移住を考えている人も多いと思います。

ましてや知らない土地でましてや日本語通じないですし、、

加藤さん:
シンガポールに4年間住んでいて、一度も怖い目にあったことはありませんし、そういった話を周りからも聞いたことがないくらいに、シンガポールは治安のよい国ですよ。

(注)ただもちろん、犯罪がゼロではないですし、観光客を狙った置き引きやスリなども詐欺犯罪はあると聞きますので、くれぐれも最低限のそなえはしたうえで、他の東南アジアの国々と比較した場合は治安の良い国の部類になると思いますとのことでした。

7. 中国語を喋れなくても平気?

タムラ:
シンガポール人の約75%が中華系と言われる中国人をルーツとした人たちと聞きました。

中国語が喋れななくても大丈夫ですか?

加藤さん:私も全く喋れないですが一切問題なかったです。

タムラ:(安心した…。)

加藤さん:
かれら中華系のシンガポール人は中国語を喋る人もいますが、そのほとんどが英語も同時に話すことができます。

中国語が分からなくても英語でコミュニケーションを取ることが出来ますので、生活する上では全く問題ありませんでした。

8. さすがに英語が苦手だと移住は無理?

タムラ:
ちなみに私は英語もそんなに得意ではないのですが、移住厳しいですか…??

加藤さん:
いえ、そんなことは無いです。

私の周りにも英語がほとんど喋れないうちにシンガポールへ移住してきた友人が多数いますよ(笑)

タムラ:
えっ!(けっこう衝撃的な事実)

加藤さん:
むしろ、英語が苦手であればアメリカや他の英語圏の国よりもシンガポールへの移住を強くお勧めします。

タムラ:なぜですか?

加藤さん:
その理由は2つあり、
まずはシンガポール人も日本と同じアジア人です。なんだかんだいっても感覚が似ているので多少言葉がわからなくても意思疎通が比較的容易です。

私は出張でヨーロッパやオーストラリア、ニュージーランドなど他の英語圏に行くこともありますが、正直なところアジア人とは感覚が違うなと思うことが多々あり苦労することが多いです。

シンガポール人の方が話やすいですし感覚が近いので、英語を勉強中の人にはシンガポールは最適だと思います。

タムラ:
確かに同じアジア人というは親近感ありますよね。

加藤さん:
もう一つは、冒頭でお話した通り、シンガポールには英語の喋れない日本人が実は沢山住んでいます!

急な転勤で準備も十分に出来ずに引越しをして来た方やその家族の方、または日本人とだけ交流していおり少しも英語が上達しない人など…色々のタイプの英語が喋れない日本人がいます。

そのせいか、シンガポール人を含めたシンガポールに住んでいる外国人は、私たち日本人がそもそもそんなに英語が上手で無いことをすでに知っています(笑)

ですので、多少よく分からない英語で話しかけたとしても、日本人だしおおめにみてくれ、意図をくみ取ってゆっくり話をしてくれる人が多い印象です。

9. 日本と比べ毎日の生活が充実する!?

タムラ:
シンガポールに住んで一番良かったと思う点はどこですか?

加藤さん:
これはあくまでも私個人の意見ですが、移住前の日本での生活より、移住した後の生活とでは雲泥の差があるほど毎日が充実したものになりました。

分かりやすいところで言うと、日本での通勤時の満員電車や、毎日の残業から来るストレスがなくなった点はとても大きかったです。

タムラ:
満員電車がないのは羨ましいです!

加藤さん:
もう少し正確にいうと、移住前は満員電車も毎日の残業も当たり前のこととして受け入れてましたが、それが自分にとってストレスのある事なのかどうかすら気づきませんでした

ですが一度シンガポールで生活してみると、毎朝の満員電車から解放され、かつ残業からも解放された生活を送れるようになり、毎日がエネルギーに溢れた生活を送れるようになりました。

この気づきを与えてくれたのが、私にとってはシンガポールへ移り住んでからでした。

タムラ:
シンガポールには残業は無いんですか?

加藤さん:
全く無いわけでは無いですが、基本的にはシンガポール人は残業を当たり前だとは思っていません。

日本の様に上司が残業しているから部下も残らなければとは一切思っていないはずです。

タムラ:
素敵すぎる。。。

10. ビジネスチャンスが沢山ある?

タムラ:
インタビューの事前アンケートで「シンガポールにはまだまだチャンスがある!」と書かれてましたが、それはどういう意味なんですか?

加藤さん:
私がシンガポール生活で1番良かった点は、日本ではなかなか会えない人にも会える機会がある。

この1点に尽きるかなと思います。

タムラ:
どうしてシンガポールでは会いやすいんですか?

加藤さん:
というのも、シンガポールは小さな国ですし、日本人も3万人ちょっとしかいません。いうなれば”日本人村”です。

誰かに会いたいと思えば友達の友達がその会いたい人であったり、誰かが困っていれば他の誰かが助けてくれる様なエコシステムがしっかりと根付いている様に感じます。

誤解を恐れずに言うと、シンガポールに住もうとする様な日本人は、何も目的もなくただ生んでいる人は極わずかで、なにか野心を持った人か優秀な企業の人材が日本から移り住んできている状況です。その中には一定の資産を持っている起業家や投資家なども含まれます。

タムラ:
なんだかワクワクしてきました(笑)

加藤さん:
この様に人に恵まれている国では、日本に住んでいるよりもビジネスチャンスが多くあると私は実感しています。

でもどうして加藤さんはシンガポールから日本へ戻ってきたのですか?

タムラ:
そんなに好きなシンガポールを離れて、今日本に帰国された理由が知りたすぎんですが?

加藤さん:
実は今もシンガポールとはしっかり繋がっていて、シンガポール企業に勤めているんです(笑)

シンガポール企業の日本支社立ち上げとして日本で奮闘中なんです。

タムラ:
なるほど〜!

加藤さん:
はい、この決断はかなり悩みましたが、日本法人のトップとして、これまで出来なかったことにもチャレンジできる点で現在のポジションを選択しました。

タムラ:
じゃあ今でもシンガポールには行かれるんですか?

加藤さん:
はい、3ヶ月に一度くらいですがシンガポールには出張しています。

シンガポール移住のお話まとめ

タムラ:
今回は移住を検討している人に向けて、シンガポール移住されていた加藤さんにお話をお伺いしました。

シンガポールがいかに日本人にとって住みやすく、安全で、チャンスに溢れた国だということを、シンガポール愛に溢れた口調でお話くださいました。

もしインタビューのなかでもう少し詳しく知りたい部分があれば、コメントいただければ加藤さんに改めて聞くこともですのでお気軽にコメントください!